ご挨拶

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  第31回日本臨床皮膚科医会総会臨床学術大会
  会頭 川嶋 利瑞(網走皮膚科クリニック)


この度第31回日本臨床皮膚科医会総会臨床学術大会を、北海道網走市で開催することになりました。過去には、白取昭先生が第10回を、根本治先生が第22回をそれぞれ札幌で開催されています。今回は北海道で3回目の総会ですが、札幌市ではなく網走市で開催することに致しました。

日臨皮は日皮とは異なり、毎年各ブロック持ち回りで総会を開催しています。最近は大阪、博多、名古屋、横浜と大都市での開催が続いたこともあり、第31回は札幌市ではなく、地方都市である網走市での開催と致しました。網走市は、知床観光の拠点都市であるとともに、近くには阿寒湖、摩周湖、屈斜路湖などの観光地、温泉街も多く、学会は当然の事として、初夏のオホーツク観光も同時に楽しんで頂けましたら幸いです。

近年、医学の多くの分野では専門領域に特化した診療が進められる傾向にあり、もちろん皮膚科学の分野とても例外ではありません。しかし、逆に他科の先生あるいはコメデカルと協力して診療を進めていく必要のある疾患も増えているように感じています。そこで今回の学会では、「連携〜診療科の枠を超えて」というテーマで、内科、形成外科、循環器科など皮膚科以外の分野の先生にも講演を依頼しています。診療科の枠を超えての皮膚疾患治療の一助になればと考えています。また、乾癬、アトピー性皮膚炎、真菌症などの皮膚疾患については、スポンサードシンポジウムなどで専門家の先生による講演を予定しています。

網走市は人口約4万人弱の地方都市であり、交通、宿泊の便などをご心配されている先生も多いかと思います。飛行機の便数、ホテルの部屋数などは確かに限りもございますが、種々のツアーなども企画し、多くの先生方にご参加頂けるようにと計画をしています。皆様是非お誘い合わせの上、多くの先生に学会とオホーツク観光をお楽しみ頂けましたら幸いです。